2011 CAMARO SS Race Car

有限会社アドバンスオート
223-0057
神奈川県 横浜市 港北区
新羽町889
TEL:045-546-3063
FAX:045-546-3064
定休日: 月曜日・第1日曜日
営業時間: 10:00~19:00

2011 CAMARO ナンバー付きRACE CAR 【導入偏】

オーナーである中ちゃんは前の車輌1995 CAMARO Z28 M/TもADVより新車で購入して頂き、16年間、中ちゃんの愛車として活躍し、そのうち13年間はサーキット走行やRACEへの参戦でした。
2009年のINTER CLUB第2戦終了後に金属疲労によりモノコックの室内フロア部分にクラックが何箇所か見つかり、これ以上レースを走るのならボディーをそっくり交換する『箱替え』つまり、新しいモノコックボディーを入手して中身を全部移植と言う作業です。
中ちゃんカマロ

または徹底した補強を入れての修復を行わないと危険な状態になっていました。
とりあえずその時点でクラックが入っていた部分を修復して様子を見ることにして2010のシリーズは何とか走りきりましたが、シーズン途中の昨年の9月ごろに新車導入のご相談を頂き 2011 CAMAROを購入して製作することと成りました。
当初、GMPPのホワイトボディーからの製作やFIA GT4 CAMAROの導入も検討しましたが、最初にかかる費用の捻出が難しいという事で、新車を購入し、乗りながら少しずつ製作していく事と成りました。
しかし正規輸入のCAMAROにはマニュアル車の設定がありません。 そこで当社からアメリカ本国オーダーでマニュアル車を入手することと成りました。
アメリカにオーダーを入れると、まずはそのオーダー内容の車が全米の各ディーラーに在庫で無いか探します。
該当する固体が無かったので、当社が欲しい仕様でファクトリーオーダーをかけることと成りました。
大まかには、
1. V8 マニュアル6SP
2. 色は2011年からV8車輌でもチョイスが可能となったシナジーグリーン
※ 2010モデルではV6車輌にしか設定がありませんでした。
3. RSグリル&ホッケーラインは欠かせません!
4. とりあえずGM/Bremboは装着して欲しい(いずれもっと強力なシステムが必要となってくるでしょうが・・・
5. オプションでHUASTショートストロークシフターが有ったのでそれも必要と成りますので追加です
6. 4連メーター要りません。(後にもっと精度の高い物が必要となります)
サンルーフも入りません。皮シートも要りません。
できるだけ軽くしたいので、とにかく装備を削っていきました。
そうする事により重量も有る程度削る事が出来ますし価格も抑えることが可能となります。




10月末にファクトリーオーダーして(通常ファクトリーオーダーは3ヶ月ぐらいかかります)何とか年内に日本到着と思っていましたが、昨年12月のアメリカでの大雪などの影響により、実際に日本への到着は2月の半ばになってしまいました。
日本に到着してからすぐにナンバーを付けて公道を走行できる訳では有りません。日本の車検取得の為に改善や排ガス試験、騒音の試験も行わなくてはなりません。
横浜陸運局での登録が終了したのは2011/3/11になってしまいました。
2011年3月11日。そうです、【東日本大震災】が有った日です。
午前中に横浜陸運支局に持ち込んで登録を済ませてきました。
午後はCAMAROを会社に入れて保管し私は葛西であの地震に遭遇しました。
地震が有ってすぐにADVに戻る為に帰路に着いたのですが、横浜に戻れたのは地震発生から9時間後でした。
ADV内に保管してあった中ちゃんCAMAROも何事も無く無事でした。

早速、中ちゃんに、まずは慣らしを(車&人もです)して頂きたく納車です。
ですが当時、横浜近辺ではガソリン事情も悪くすぐには走りまくれる状況では有りませんでした。
そんな中、京都まで慣らしを兼ねてドライブをしてきたそうです。
その後しばらくは羨ましい新車ライフを満喫して頂きました。
時間が有るときにご来店して頂いたり、お預かりさせて頂きノーマル状態でのDATA取りをさせて頂き、今後のモデファイの方向性&必要な箇所等計画を立て、部品などの見積や納期の確認作業を行っていました。
2011/5/8にTOLEDO246&ADV 走行会 FSWに参加して頂き、完全にノーマル状態でのサーキットDATA取りも行わせて頂きました。
ノーマルCAMAROでのFSW走行の車載動画も中ちゃんのBLOG NASHBILLTOWN で閲覧する事が可能です。